取材記事

ジーンズ業界に革命を!瀬戸内が生んだ世界初の「デニム」

経年変化や劣化に価値がある

「デニム」ーファッションアイテムの中で唯一色落ちが許されているアイテムだ。
購入した瞬間がピークのアイテムとは異なり、経年変化につれてデニムはその輝きを増す。デニムにとって色落ちは個性であり価値そのものであり、持ち主の生き方が投影されるのだ。そんな奥ゆかしさを秘めたアイテムを愛して止まない大学生・島田 舜介(岡山大学 3年)さんに話を伺った。
デニム職人

地元岡山で勝負をしたい

岡山大学に通う現役大学生。中学時代に革製品やデニムを手入れしながら長く使う父親の姿を見て、いつしかデニムに惚れ込んでいく。大学進学後は岡山でしかできないことをやりたいとの想いからデニムの産地「岡山・児島」を尋ねた。工場で職人さんのお話を伺う中で、岡山を中心とした瀬戸内産デニムを世界へ発信するべく「EVERY DENIM」を立ち上げた。地方の優秀な大学生が東京へ進出する中で、地元の魅力を伝えたいとの想いから、クラウドファンディングサイト「Makuake」を利用して国内で成功事例がほとんど無いメディア型ECと受注生産制に挑戦中。
デニムの販売を行う山脇さん

今回の資金集めに不安はありましたか?

とにかくやってみよう、という思いで動いていたので不安はありませんでした。今年の春に優勝したビジネスプランコンテストがきっかけで、多くの起業家の方にメンターとしてアドバイスいただきながら、約6ヶ月間、しっかり準備してまいりましたのであとはやるだけという感じでしたね。
取材を受ける山脇さん

クラウドファンディング挑戦に踏み切った理由は?

地元の良さ・デニムの素晴らしさを発信したかったので、思いに共感してくださった方に支援していただく形で、クラウドファンディングという仕組みを利用しました。また、工場へ取材する中で分かったのですが、高い技術力を持っている職人さんたちがいるにも関わらず、商品を売るノウハウやチャネルが無いことが大きな課題となっていました。この課題を解決するためにもクラウドファンディングを利用した受注生産制に導入しようと考えました。
ジーンズ工場

わずか5日で目標金額に到達した要因は?

新聞などのマスメディアや、ウェブメディア・ブロガーの方々に記事にしていただき、SNSなどをしっかり利用し、認知度向上に努めたことが大きな理由だと考えています。
ダメージジーンズの加工

生産工程はどうなっているの?

一般的な生産工程は、ブランドがデザインしたものを職人さんに持っていき、作ってもらうという流れです。それに対し今回の「黒ベンガラ染めジーンズ」は、職人さんが発想したデザインをEVERY DENIMがアレンジし、商品化するという方法でできたものです。通常ならデザインをすることがない職人さんが技術を注ぎ込み作りますので、黒ベンガラ染めジーンズのように、世の中に出回っていない新しいジーンズを生み出せる、ということです。
完成したデニム

山脇さんにとってデニムとは?

「地球を着る」と書いて「地球着」だと思っています。人種とか年齢性別貧富の差とか関係なく、みんなが履いているものだからです。また、ファッションアイテムとしても面白いと思っている点があります。なぜなら、洋服の中で唯一、色落ちが許されているアイテムであり、実際にデニム好きは色落ちを自慢したいという考えがあります。他の服だと買った時がピークで、そこから劣化していきますが、デニムは履けば履くほど味が出ます。長く愛用することでその人だけのアイテムになっていき、経年変化、生き方がジーンズに現れる点が、奥が深いといつも考えさせられています。
ジーンズの販売

さいごに

少なからず日本人は欧米への憧れがあると思います。しかし、憧れの欧米で売られている商品は、実は日本人が作っていたりします。もっと日本人のプロダクトに目を向けて欲しいですし、技術の高さ、繊細さ、完成品の豊かさを追究していくアイテムを作りたい。そういったブランドを瀬戸内の工場から作りたいと思っています。岡山の大学生がデニムの魅力を世界へ発信する取り組みはクラウドファンディングサイト「Makuake」にて10/20まで受付中です。Makuakeの山脇さん

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